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伝統工芸品を全国に発信するアイドル・グループの結成について

更新日:2019年10月16日



毎日新聞(2019年5月24日)によると、 1500年の歴史があるとされる越前漆器や越前和紙など福井県内が誇るこれらの伝統工芸品を全国に発信するアイドルグループの結成を、福井市の音楽家らが計画しているとのこと。この企画では5月31日までメンバーを募っており、6月にオーディションを実施。デビューは秋ごろで、職人から指導を受けたり、イベントに参加したりしてPRするとのことで、伝統工芸に特化したアイドルは全国初とみられ、異色の取り組みに県内の産地からも期待の声が上がっている。

 上記の経緯としては、福井福井県内は越前漆器や越前和紙、越前焼、若狭めのう細工などの産地で、7品目が国の伝統的工芸品に指定されているが、こうした伝統工芸品は若者の認知度が低い傾向にあり、また、少子高齢化に伴う職人の後継者不足や、ブランド力の向上も課題になっている。「エンターテインメントを通じて地域の課題を解決したい」と、伝統工芸品を宣伝するアイドルグループ結成を企画したようだ。


また、福井新聞(2019年5月15日)によると、上記の「伝統工芸アイドル」について次のような紹介記事がある、伝統工芸品の魅力を伝える動画をスマートフォンアプリを使って配信するなどして「ものづくり王国ふくい」を国内外に発信するとのことで、ちなみに、上記の企画は、よしもとクリエイティブ・エージェンシーの福井県エリアプロデューサーの大西泰敬さん(福井市)と、同市出身の音楽家で社会貢献型音楽レーベル合同会社であるである「BigBearRichRecords」を運営する川縁清志さん(東京都)が企画。この「伝統工芸アイドル」は同社に所属するとのこと。


なお、上記の企画に協力する越前焼工業協同組合(越前町)の代表理事である吉田豊一さん(54)は「伝統工芸が持つ歴史・品質の強みと、アイドルが持つ発信力の融合が今から楽しみだ。産地の盛り上がりに加え、産地間の横のつながりも高めていけたらうれしい」と話している、とのこと。





 
 
 

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